トミカとホットウィールの違いとは?人気ミニカーを徹底比較!
この記事の目次
トミカとホットウィールの違いとは何なのか?人気ミニカーを徹底比較しました。
トミカとホットウィールの違いが詳しく知りたい、どっちをコレクションするか迷っているという方向けに、大きさやクオリティなどを比較して解説します。
両方のメーカーで発売されている同じ人気の車種も比較してご紹介しているので、ミニカー好きは必見です!
トミカ・ホットウィールについて
トミカとホットウィールの違いについて解説する前に、まずはそれぞれのメーカーの基本情報や歴史などを簡単にご紹介します。
トミカについて
トミカとは、日本の玩具メーカーである株式会社タカラトミーが展開するミニカーの名称です。1970年(昭和45年)、イギリスにて創業されたダイキャスト製玩具の会社「マッチボックス」を参考に、6車種のミニカーが販売されたのがはじまりでした。
同じくタカラトミーより発売されている、鉄道玩具のプラレールとレールを組み合わせたりしながら遊べるのが特徴。ミニカーは手のひらに収まるほどの小さなサイズでありながら、クオリティは高く、子どもはもちろん大人のコレクションモデルとしても親しまれています。
ホットウィールについて
ホットウィールとは、アメリカの玩具メーカーであるマテル社が展開するミニカーのブランドです。1968年(昭和43年)に、最初のシリーズとして16車種のミニカーを発売しました。当時のミニカーといえば、実車を忠実に再現した模型的要素が強かったのに対し、ホットウィールは玩具としてのかっこよさを前提としてつくったのが最大の特徴です。
日本では国際貿易取扱時代に「ホットホイール」、バンダイ取扱時代には「ホットウィール」とパッケージに表記されていたことがあります。現在では「ホットウィール」の呼称が一般的ですが、一部の車種にグラフィックスの一環としてホットホイールの表記が見られることも。ミニカーの製品展開は、子どもから大人まで世代問わず好まれています。
数あるミニカーブランドの中でも、特に人気があるのが「トミカ」と「ホットウィール」2社のモデルです。日本国内ではこれら2つのミニカーが手に入ることから、どちらをコレクションしていこうか迷う方は多いのではないでしょうか。そこで次の項目では、トミカとホットウィールの違いについて解説します。違いを比較した上で、自分に合っていると感じる方を決めてみてはいかがでしょう!
トミカとホットウィールの違いとは?
トミカとホットウィールの違いについて解説します。
価格
トミカとホットウィールの価格の違いをチェックしておきましょう。トミカの価格は、通常のトミカシリーズが税込550円、トミカプレミアムシリーズ・コラボモデルなどが税込935円です。※サイズがもう少し大きいロングタイプは税込1,045円
一方でホットウィールの価格はベーシックカーが税込440円、ベーシックカーのサイドラインが税込550円、プレミアムは税込880円と全体的にホットウィールの方がやや低価格です。
ミニカー本体の大きさ・スケール
トミカにスケールの決まりはありません。横幅約75mm前後サイズのものがほとんどです。箱パッケージ(幅約78mm×高さ約39mm×奥行き高さ約27mm)の中に収まるように作られています。
ホットウィールに関しては基本1/64スケールで作られており、ミニカーとしてのサイズを比較すると横幅約70~75mmで、トミカとあまり違いはありません。
パッケージ
パッケージごとコレクションする人であれば、パッケージの仕様が気になる方も多いのではないでしょうか。ミニカーのパッケージには主に小箱入りのものと、ブリスターパックといって透明で中身が見えるようになっており、フックに掛けて販売できるような仕様のもの2つのパターンがあります。
トミカは基本的に小箱入りで売られていることが大半で、極稀にブリスターパックで売られていることも。ところがホットウィールは逆で、ブリスターパックで売られていることが基本で、小箱入りのものはセット販売時などに限られるといった違いがあります。購入時にはパッケージの仕様にも注目してみてはいかがでしょう。
再現性やクオリティ
トミカは実車を忠実に再現することに重点を置いているのが特徴で、細部までリアルに作り込まれています。塗装は高品質でムラが少なく耐久性があり、小さいながらも高クオリティです。
ホットウィールは見た目のかっこよさを前提としており、派手な色やデザインの製品が多く存在します。一部のモデルでは塗装にムラが見られることがありますが、これは派手に遊ぶことを目的としています。
遊びの多様性と互換性
トミカを走らせて遊ぶ場合は、専用の道路や建物のセットを使って街を作り、その中でミニカーを走らせます。レールやジャンプ台を使ってスピードに乗せたり、ジャンプさせたりすることも可能。また、プラレールとの互換性があります。
ホットウィールを走らせて遊ぶ場合についても、専用のコースセットを使って走らせます。例えばループやジャンプ台といった、コースを自由に組み立てて遊べるトラックビルダーに走らせることで、アクション満載の遊びが楽しめます。
これらの情報だけを比較すると、およそ似たような印象を受けるかもしれません。しかし実際にミニカーを動かしてみると、コースセットの仕様などから、ホットウィールの方がよりアクション要素が強く出ています。
基本的にこれらのレールには互換性がなく、公式からも推奨はされていません。ただし一部のユーザーの間では、工夫して互換性を持たせていることもあります。
改造の有無について
トミカの塗膜は丈夫でありながら、修正が容易でリペイントを楽しむ人も多くいるほど。改造する際はカシメを外す手間がかかるものの、分解することも可能です。
ホットウィールの塗膜はやや塗りムラを感じるモデルがありますが、こちらもリペイントができます。カシメを外して分解ができることから、どちらのメーカーのミニカーも改造が可能です。
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販売店・手に入りやすさ
トミカは日本のメーカーということもあり、身近な玩具店や家電量販店で購入可能。豊富な商品展開から好みのモデルが見つけやすく、気軽に手に取ることができます。ではトミカであれば確実に手に入るのかというと、決してそうとは言い切れません。コレクターの人口が多く、発売日には一気に売れてしまうことがあります。
一方でホットウィールについても、玩具店や家電量販店で取扱いはありますが、トミカほどの品揃えではありません。店頭では少々手に入りにくいモデルがあることから、ネット通販サイトなども駆使しながら揃えていく必要があります。そういった点では、ホットウィールの方がややマニア向けの側面があると言えるでしょう。
どっちを買うか迷った時の決め方
トミカとホットウィールどっちを買うか迷った時に、最終的にはどのようにして決めればいいのか。迷いがある場合は決め方を参考にしてください。
実物を見てみる
ミニカーの実物を見たことはありますか?実際にミニカーを間近で見てみると、どちらがより自分好みであるか、すぐに判断がつく可能性があります。玩具店や家電量販店の店頭であれば、ミニカーがいくつか見本で並べられているので見に行ってみましょう。トミカについては「トミカショップ」といって、専門店が東京に2店舗、大阪に1店舗あるのでそちらもチェックしてみてください。
完全に片方には決めてしまわないのも手
国産車はトミカ、外車や映画に出てくる車はホットウィールといった、車体ごとにコレクション分けをするのもいいでしょう。完全に片方に決めてしまわなければ、幅広くさまざまな車体が楽しめます。
トミカとホットウィール両方で発売されている同じ車種を紹介!
トミカとホットウィール両方で発売されている同じ車種の、違いを比較しながら人気モデルをご紹介します。
※パッケージにこだわりがある方は、購入の際に箱かブリスターパッケージかをよく確認してください
ランボルギーニ カウンタック
トミカプレミアムと、ホットウィールのシリーズであるカーカルチャー スペッタコラーレから、それぞれランボルギーニのカウンタックが発売されています。
トミカプレミアム 15
ホットウィール HKC47
トミカは扉の開閉など細かなギミックがあるのに対し、ホットウィールは激しいアクションにも耐え得るシンプルな仕様が特徴。それぞれのメーカーのらしさが出ています。
日産 スカイライン
1957年(昭和32年)から製造・販売している日産自動車の中型乗用車、スカイライン。ワイルド・スピードに登場するなど、実車はもちろんミニカーとしても注目されています。
トミカ No.48 日産 スカイライン GT-R(BNR32)
ホットウィール ワイルド・スピード 日産 スカイライン GT-R(BNR32)
トミカ・ホットウィール共に光沢のある車体が特徴。これらの車体は正面から見ると違いが感じられます。トミカはボンネットに専用エンブレムがついているのに対し、ホットウィールはフロントグリル部分がシルバーで細かく表現されています。
バック・トゥ・ザ・フューチャー タイムマシーン
アメリカのSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシンが、トミカとホットウィールどちらからも発売されています。
まとめ
今回はトミカとホットウィールの違いについて解説しました。
今後もミニカーに関する記事を更新予定ですので、楽しみにお待ち下さい。