豊田市の特徴と歴史

愛知県北部に位置し、西三河地方に属し人口は約42万人で中核市に指定されているのが豊田市です。 平成17年4月の合併により、現在の豊田市は愛知県全体の17.8％を占める面積を持つ市となっており、市名の由来であるトヨタ自動車が本社を置く場所として「クルマのまちトヨタ」として世界的に知られる一方、全体面積のおよそ7割を森林が占め、市域を貫く一級河川の矢作川、さまざまな作物が実る田園と、工業都市と緑のまち、両方の顔を合わせ持つ都市となっています。 豊田市を語る上で、トヨタ自動車はなくてはならない存在です。トヨタ自動車は言わずと知れた日本のトップ自動車メーカーで、現在170以上の国・地域で展開されています。 レクサスをはじめとする高級車から、軽自動車、重機に至るまで幅広くラインナップを揃えており、2016年の売上は28兆4千億円と、日本のあらゆる企業を抑え1位となるなど、 日本経済にとっても中核となる企業です。 豊田市の特産品は、豊かな自然を活かした作物が多く、「夢とろろ」のブランド名で人気の自然薯、松平地区にて栽培される春の七草、同じく松平地区で栽培される椎茸、抹茶の原料となるてん茶があります。 果物では、「モモの里」と呼ばれるほどの県下有数の生産量を誇る猿投地区の桃、同じく猿投地区にて栽培されるいちじく、上郷・高岡地区で栽培され「祭りばやし777」の品種が大人気のすいか、高冷地の下山・稲武地区ではブルーベリー、ジャンボ梨と呼ばれる品種「愛宕」が大人気の梨があります。特に愛宕は平成23年11月に「世界一重い梨」としてギネスブックに登録もされている一品です。 豊田市の観光地は、特産品と同じく豊かな自然を満喫できる観光地が多く、足助町にある香嵐渓（こうらんけい）は紅葉やカタクリの花が有名で、毎年県内だけでなく、他県からも数多く観光客が訪れる渓谷です。 1,500本の桜が植樹されている鞍ヶ池公園も人気の観光地で、こちらは桜の他に動物園や植物園、トヨタ鞍ヶ池記念館があるなど、自然とレジャー施設両方を楽しめる場所となっています。 また、美術館や郷土資料館・博物館も多く存在していて、代表的な施設としては豊田市美術館や、1977年にトヨタ創立40周年を記念して設立されたトヨタ会館などが挙げられます。トヨタ会館ではトヨタ技術に関する展示や車両の展示、レクサスのショールーム等もあり、車好きの方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。 都市発展と自然、両方を無理なく実行できる「ミライのフツー」を掲げる豊田市。今後の発展が期待されます。