PS Vitaのメモリーカードを代用する方法は?注意点も解説!

この記事の目次
PS Vitaのメモリーカードを代用する方法や注意点についてまとめました。
PS Vitaのメモリーカードを別のメモリーで代用できないだろうか?そう考えている方向けに、今使える情報をご紹介します。ただしこの方法には注意点もあるので、詳しく解説します。
専用のカードを探しているのにどこに売っているかわからない。手に入らない。そんな困りごとがあれば参考にしてください!
PS Vitaのメモリーカードについて
PS Vitaは2011年に発売開始されたSONYのポータブルゲーム機で、2024年4月にはサポートが終了しました。それに伴い、ゲーム機に差し込んで使う純正のメモリーカードの生産も2019年に終了しています。
PS Vitaのメモリーカードは、他の一般的なメモリーカード(SDカードなど)とは異なる独自の規格で作られており、本来は専用のものでなければ使えないとされています。
そのため専用のメモリーカードが必要であるにも関わらず、家電量販店などのゲームコーナーでは取扱っていない。現在どこに売っているのかわからず困っている、という方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、PS Vitaのメモリーカードを用意する方法をはじめ、メモリーカードの代用として少し前まで使われていた方法についてもご紹介します。ただしこの代用の方法を行うには注意点があるため、次の項目で解説する内容を確認してください。
PS Vitaのメモリーカードを代用する時の注意点
PS Vitaのメモリーカードを代用するためには、本来「microSDカード」を使います。ただしmicroSDカードをそのままPS Vita本体へ差し込むことはできないので、「SD2VITA」と呼ばれるメモリーカード変換アダプターを使います。
このメモリーカード変換アダプターを使えば、PS Vita本体に差し込んですぐに使い始められるのではないか?と思うかもしれませんが、実はそうではありません。PS Vita本体側は改造を行った上でカスタムファームウェアを導入しなければ、microSDカードは読み込めません。
この“改造”を行うことに問題があり、平成18年から、不正競争防止法の改正によってゲーム機の改造やゲームのセーブデータの改造に関して規制が行われました。法律改正後からは、改造を行うサービスを提供したり、製造して販売することが禁止されています。(参照→ 不正競争防止法の改正)
PS Vita本体に改造を加えても、人に譲らず自分自身が使うだけであれば問題ないのではないかと思うかもしれません。しかし法律改正後の今は、PS Vita本体に改造を加えた時点で改正法に違反する可能性があることから、ゲーム機の改造を行うことはリスクを伴います。
また、この法律では譲受(購入すること)については触れられていないため、フリマアプリなどで改造されたゲーム機を買うことはセーフなのではないかという意見があります。しかし、今後どのようなパターンで譲り受けた物が違法なものであると判断される機会があるかは、まだわかりません。譲受人(購入者)である自分自身も慎重になる必要があります。
これらのリスクのことを踏まえると、改造はしないにしても、改造後のゲーム機をフリマアプリで購入することについては迷う部分があるのではないかと思います。
そんな時は、今まで通りの安全な方法で容量を増やすのが一番です。次の項目では、過去に代用されていた方法について少し触れています。
今まで通りでいこうと思う方は、2つ後の項目でご紹介している『PS Vitaのメモリーカードを用意する方法』を参考にしてください!
PS Vitaのメモリーカードを代用する方法を紹介
PS Vitaのメモリーカードを代用する方法として、過去に取り入れられていた方法を簡単にご紹介します。(※この代用する情報は推奨するものではありません。また、ここでご紹介するツールは配信が終了し現在ダウンロードできない場合があります)
用意するものは、microSDカード・SD2VITA・PC・microSDカード対応のSDカードリーダーの4点です。
PS Vitaにカスタムファームウェアを導入
PCで「HENkaku」の公式サイトを開いてQRコードを表示しておきます。続いてPS Vitaのブラウザを起動し、アドレスバーに「henkaku.xyz」と入力してアクセス。QRコードリーダーが起動したら、PCに表示されているQRコードを読み取ります。HENkakuのインストールを行います。PS Vitaのホーム画面に「molecularShell」というアプリが追加されていれば、HENkakuの導入は完了です。
microSDカード・SD2VITAアダプターの準備
microSDカードをカードリーダーを使ってPCに接続し、exFAT形式でフォーマットします。microSDカードに、ゲームのバックアップファイルなど必要なファイルをコピーしておきます。続いて、SD2VITAアダプターにmicroSDカードの挿入を行います。
PS Vitaでの確認
PS Vitaを起動してHENkakuが正常に動作していることを確認。VitaShellなどのHomebrewアプリを活用して、SD2VITAが正しく認識されているかを確認します。VitaShellなどで、SD2VITAのマウントポイントを設定したら、設定したマウントポイントを通してmicroSDカード内のファイルにアクセスできるようになっていました。
これらの作業は全体的に、専門的な知識がなければ実行が難しいとされていました。次の項目では、PS Vitaのメモリーカードを用意する方法について今まで通りの安全な方法をご紹介します。難しい作業などはないので、ぜひチェックしておいてください!
PS Vitaのメモリーカードを用意する方法
PS Vitaのメモリーカードを用意する方法についてご紹介。
新品の純正メモリーカードを購入する
今まで通りPS Vitaで使える新品のメモリーカードを購入する方法が最もおすすめです。純正のメモリーカードの生産は既に終了していることから、家電量販店のゲームコーナーなど身近な店舗では取扱いがない場合がほとんどです。しかしamazonなどのネット通販サイトを利用すれば、純正のメモリーカードが新品で買えることがあります。
価格は高騰しつつありますが、いつか買おうと考えているようであれば、早めにゲットしておくことをおすすめします。
ノーブランドのメモリーカードを使う
最近はノーブランドのメモリーカードがamazonなどで手に入ることがあります。この方法であれば、純正品よりは安く手に入るメリットがあります。ただし強度など、どの程度信用を持って使うかは、自己判断によります。口コミ情報もよくチェックしてから購入を検討しましょう!
中古のメモリーカードってどう?
中古のメモリーカードに関して、壊れにくいか壊れやすいかといった情報は、あまり出回っていません。それよりも、PS Vita用のメモリーカードを中古で取り扱っているゲームショップが限られており、入手が難しい懸念があります。
また、フリマアプリなどで手に入れる場合に関しては、正常に使えるかどうかの保証がありません。中古店で入手が難しい時は、やはり新品のメモリーカードを購入した方が安心です。
メモリーカードにまつわるよくある疑問と解決策
PS Vitaのメモリーカードを代用する方法や注意点について触れてきましたが、最後にメモリーカードにまつわるよくある疑問と解決策について解説します。
メモリーカードなしでも遊べる?
PS Vitaは、主にゲームのセーブデータをメモリーカードに保存する仕様になっているため、メモリーカードがなければほとんど遊べません。(※2000シリーズは1GBの内蔵メモリーカードが搭載されていますが、1000シリーズは内蔵メモリーカードが搭載されていません)
メモリーカードには何が保存される?
メモリーカードにはどのようなデータが保存されるのかについて。主にPlayStationStoreからダウンロードしたゲーム・ゲームで遊んだセーブデータ・追加データ・写真データ・音楽データなどです。
逆にゲーム機本体に保存されるデータは何なのかというと、アカウント情報・設定データ・トロフィー情報・一部のアプリケーション・一時的なファイルなどです。
PS Vitaで使えるメモリーカードの容量は?
PS Vitaで使えるメモリーカードの容量は、最小4GBから最大64GBまでに対応しています。純正のメモリーカードは、4GB・8GB・16GB・32GB・64GBと5つの容量の選択肢があるので、必要に応じて容量を選びましょう!
まとめ
今回はPS Vitaのメモリーカードを代用する方法や注意点についてご紹介しました!
今後もゲームに関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!