PS Vitaのスティックが勝手に動く原因と直し方まとめ

この記事の目次
PS Vitaのスティックが勝手に動く原因と直し方についてまとめました。
PS Vitaのスティックが勝手に動く原因がわからない、直し方が知りたいという方向けに、元通りに遊べるよう手順を解説します。
また、質感がベタベタになってきた時はどうすればいいか、修理を依頼する時のことについても触れているので、ゲーム機にまつわる悩みがあればここで解決する方法を見つけてください!
PS Vitaのスティックが勝手に動く原因とは?
PS Vitaのスティックから手を離している状態で、スティックが勝手に動く。この現象のことを「ドリフト現象」と呼び、ゲーム機本体やコントローラーについているスティックは機種問わずこのような現象に悩まされることがあります。スティックが勝手に動く原因はいくつか考えられます。
ゴミの侵入
スティックの隙間にホコリやゴミが溜まり、接触不良を起こしている。
摩擦による劣化
スティックを長年使用している中で起きた摩耗の影響によって、内部の部品が劣化している。
基板の故障
スティックを制御する部分の基板に故障が生じている可能性も考えられます。
本体の歪み
ゲーム機本体を落としたりした際の衝撃で歪みが生じ、スティックが誤動作することも。
これらがPS Vitaのスティックが勝手に動く原因として考えられます。不具合が起きる=必ずしも故障とは限らず、ちょっとした対処を行うことで直ることがあります。ではどのように対処すればいいのか?直し方について次の項目から解説していくので、症状に合った方法、もしくは試せそうなものからトライしてみてください!
PS Vitaのスティックが勝手に動く時の直し方~ゴミやホコリの除去~
PS Vitaのスティックが勝手に動く時の直し方について、ゴミやホコリの除去方法を解説します。
※作業を行う際は必ず電源を切った状態で行ってください
PS Vitaのスティックを曲げると、丸い芯の部分が見えます。この部分に長年の摩耗による削れたスティックのゴミやホコリが溜まり、誤作動を起こすことがあります。ゴミが溜まっているようであれば綺麗に除去しましょう。
つまようじ・ピンセットを使う
綿埃であれば、つまようじでかき出す。もしくは、ピンセットでつまみ出すことで綺麗になります。つまようじを使う際に強くガリガリ削ると、より削れたゴミが詰まってしまうことがあるため、軽くゴミを取り出す程度に留めておきましょう。
綿棒を使う場合は?
綿棒に無水エタノールを染み込ませたもので拭く方法もあります。この場合は染み込ませすぎないよう注意してください。内部に水分が侵入すると、基板を傷める原因になります。
ジェルクリーナーを使う技もおすすめ
ゴミが細かくてつまようじやピンセットでつまみ出せない時は、「ジェルクリーナー」といって、粘着力のある掃除アイテムなどを活用すると綺麗に取り除けます。ジェルクリーナーは家電量販店や100均で気軽に手に入ります。
スティックがベタベタに劣化しているようであれば、ジェルクリーナーは使わないようにしましょう。劣化している場合に関しては、後でご紹介の項目『スティックについたベタベタはどうすればいい?』もチェックしてください。
くるペタ君 お掃除スライム型クリーナー
ジェルクリーナーは、好きな形や大きさに変えながら掃除に使えるもので、ゲーム機はもちろんPCのキーボードの掃除を行う際にも活躍します。
PS Vitaのスティックが勝手に動く時の直し方~分解~
PS Vitaのスティックが勝手に動く時に、上記の方法を試しても掃除しきれない場合は、分解をしてから掃除を行う方法もあります。また、分解をした上で自らスティックパーツを交換する直し方もありますが、いずれも自己責任で行う必要があります。
分解する自信がない場合は、最後にご紹介の項目『PS Vitaのスティックを修理してもらう方法』も参考にしてください!
PS Vitaを分解する
PS Vitaを分解するにあたって、精密ドライバーを使います。ゲーム機本体の電源を完全に切った状態で本体を裏返しましょう。すると下中心あたりに2つ・右上下2つ・左上下2つ・上1つ、トータルで7つのネジがあるので、それぞれ精密ドライバーで外していきます。
ネジをすべて外すと、背面パネルを浮かせることができます。次に、本体とスティック周辺の基板に細いケーブルが2箇所繋がっている状態です。このケーブルは差し込んだ後にロックがかかったような仕様になっているので、千切ってしまわないよう注意しながら外してください。
続いてスティック周辺に2つのネジがあるので、それらを外しましょう。基板をゆっくり持ち上げると、スティック部分が露出します。
スティックの掃除
スティックを掃除する場合は、分解した上で掃除を行います。掃除に使う道具は、上記でご紹介したゴミやホコリの除去に使うものと同じです。
スティックの交換
amazonなどのネット通販サイトでは、PS Vita用のスティックとスティックを交換する際に使用する道具がセットになったものが販売されています。自分で交換をしてみようと考えているようであれば、そういったセットもチェックしてみてはいかがでしょう!
またスティックを長年使用している中で起きた摩耗の影響による内部部品の劣化や基板の故障、本体の歪みなどについては、最後にご紹介している修理の項目を確認してどうすべきか決めてください。
本体を操作して確認
最後にゲーム機本体を操作して、スティックが勝手に動く状態から直ったかどうかを動作確認してみましょう。PS Vitaではスティックを円を描くように回すことで、最適な状態に調整されるとされています。また、一度再起動をしておくのもいいでしょう。
スティックについたベタベタはどうすればいい?
PS Vitaを長年使用していると、スティックがベタベタになることがあります。汚れてベタついているようであれば汚れを拭き取ることで対処できますが、ベタつく原因の多くは、スティックの素材の経年劣化によるものです。
PS Vitaのゴムのような素材を用いたスティックが、空気中に含まれる湿気によって化学反応を起こした結果、加水分解してベタベタしてしまうことがあります。このベタつきをできる範囲で対処していきましょう。
ベタベタを拭き取る
スティックについたベタつきは、綿棒に無水エタノールを染み込ませたもので拭き取っていきます。スティックが勝手に動く時の直し方でご紹介した内容と同じく、無水エタノールを染み込ませすぎると本体内部に水分が侵入して基板を傷ませる原因になるため、適度な量を染み込ませるようにしてください。
既に劣化している状態なので、やりすぎるとスティックが溶ける可能性があります。適度なところで作業を止めておきましょう。
スティックカバーを被せる
どうしてもベタベタが取れなかった時は、スティックカバーを上から被せてしまう方法もあります。ネットで商品を探すか、100均でもゲーム用のスティックカバーの取り扱いがあるため、お近くの店舗で商品をチェックしてみてはいかがでしょう!
PS Vitaのスティックを修理してもらう方法
SONYでは、PS Vitaの修理サポート受付を2024年4月25日に終了しています。そのため、公式で修理を依頼することはできません。
スティックの交換だけであれば自ら分解して行う。もしくは、基板などが故障している可能性があれば、ゲーム専門の修理業者へ依頼するという方法もあります。この場合は、業者をネット上で探す必要があるので、口コミなども参考に依頼先を決めるといいでしょう。
業者により修理にかかる費用は異なるので、見積りを出してもらい、比較してから依頼先を決めることができます。
また、中古のPS Vita本体を購入するのもひとつの選択肢として存在するので、中古のゲームショップも覘いてみてはいかがでしょう。自宅近くの中古店に行く。もしくは、ネットの中古ゲーム店であれば、ご自宅近くに店舗がなくてもゲーム機やソフトも気軽に手に入るのでおすすめです!
まとめ
今回はPS Vitaのスティックが勝手に動く原因と直し方についてまとめました!
今後もゲームに関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!